6月に上演する清水邦夫作品の「戯曲推理小説」には沢山の戯曲が登場します。
それぞれの戯曲はとても面白いので公演前にご紹介しますね。
まずはチェーホフ。昨年3月にも出演いたしましたチェーホフには短編の面白い戯曲が沢山あります。今回出てくる戯曲は「熊」「結婚の申し込み」この二つはセリフとして出てくるだけですが、「白鳥の歌」「三人姉妹」はその中のセリフが作品の中に出てきます。
「白鳥の歌」はもう老人となった道化役者が真夜中劇場に取り残され、自分の半生を振り返り、残された役者人生のもうないことを悟ります。チェーホフはその中でプーシキンの詩を引用しています。「ウクライナの夜は静かだ....空は澄み....星は輝く....」
このセリフをウクライナに向け心を込めて伝えられたらと思います。
もうひとつ「三人姉妹」はあまりにも有名な最後のセリフが出てきます。
いろんな芝居の最後に出てくるこのセリフ。すごいセリフですがこれが難しい。その人人によって聞こえ方が違ってくる。私のセリフは皆様に届くでしょうか?
清水邦夫作品を観に来ればチェーホフにも出逢えます。チケットは4月1日から発売されました。まだまだ「戯曲推理小説」にはほかの戯曲も出てきます。次回また紹介いたしますね!
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