「戯曲推理小説」に出てくる戯曲紹介第3弾!
テネシー・ウィリアムズ「欲望という電車」
冒頭でこの戯曲を清原ぎんが演じているときに事件が起きます。
この芝居でとても重要な作品です。
今まで何度かこの作品の公演を観ました。
色んな女優が演じたいという「欲望という電車」のブランチ役。
現実と理想の中で心を病んでいくおんな。
それもその現実は思いもよらぬほど次から次へと彼女を襲ってきます。
ブランチほどの重い現実ではないですが誰にでも思い当たる私にもある現実から逃げようとする心。私の場合はケセラセラと逃げてしまいますが....
何度この芝居を観劇しても戯曲を読んでもこのブランチ役がやりたいとは
1度も思いませんでした。わからない哀れな女「おんな」という感想で…
むしろ妹のステラがいいなと思っていました。現実の中で逞しく生きてる彼女の
方が好感が持てたんです。今回「戯曲推理小説」で重要なこの役を深く読んでいくと
今、私はブランチにとても心惹かれています。現実にたいしてどうしていいか
どう向き合えばいいかわからない。そして理想はどんどん遠くに消えていく。
演じるとなるととてもとても難しい役ですが…
さていよいよ5月2日から稽古が始まります。
今わたしが感じていることと共演者の方々との化学反応でどんな世界が出来るのか
ドキドキワクワクと心躍っています。
是非、このチャレンジを観にいらしてくださいね。
6月1日~6月5日中野MOMOで皆様をお待ちしております。
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